JFEJ連続講座2022(10/20-11/17) ~気候危機時代の食と農の未来 ~


日本環境ジャーナリストの会では、今年も連続講座(オンライン形式、全5回)を実施します。
 地球は、気候危機に直面し、干ばつや洪水、熱波や低温などが頻発し、従来の慣行的な農法、食料調達では限界に直面しつつあります。一方、世界人口の増加とともに、増え続ける食料需要をどう満たすかが喫緊の課題となっております。

 そこで本講座では、識者や現場視察などを通じて、稲の多年草化栽培を始め、代替肉、昆虫食など、気候危機時代における食と農の在り方を示唆することに注力します。

 本講座は、きっと未来型食と農に新たなヒントを与えてくれると思います。

環境ジャーナリストの会 オンライン連続講座

「気候危機時代の食と農の未来」全5回

※第1回、第3~5回のオンライン講座は、19:00-21:00(予定)です。

※第2回は、フィールドワーク:多年草田んぼ見学会(神奈川県相模原市)で、オンラインはありませんのでご注意ください。14時現地集合、詳細は参加者に別途ご連絡いたします。

《お申込み方法》

第1回~第5回 一括申込

クリックするとイベントペイが開きます。

《参加費》

全5回一括払い 6,000円(1,500円OFF)

1,500円/各回 ※下記に続くそれぞれのリンクよりお申し込みください。

※JFEJ会員は無料

*申し込みをされたメールアドレス宛に、支払用URL(イベントペイ)が記載されています。そこから申し込みされる回、お支払い方法を選択。お支払い完了後、前日までにオンライン講座のURL(当日アクセス用)または詳細情報が送られます。

《1回ごとに申し込みたい方へ》

各回の申し込みリンクはこちらです。

・第1回 グローバル・コモンズと食料システムの課題/石井菜穂子氏

・第2回 《見学会》※オンライン講座ではありません。
耕さない、田植えしない、生き物と共生する田んぼ~稲の多年草化栽培とは~/小川誠氏

・第3回 耕さない農〜食と地球の未来につながる革命〜/石井徹・西川美和子

・第4回 生物多様性を増やす農業及び食と農の全般について/宇根豊氏

・第5回 食料システムの新動向―多国籍アグリビジネスと環境NPOの相克/石井勇人氏

◆第1回 10月20日(木)19時~

「グローバル・コモンズと食料システムの課題」

講師:石井菜穂子氏(東京大学理事・教授/グローバル・コモンズ・センター ダイレクター)

石井菜穂子氏

 

略歴:財務省(旧大蔵省)で副財務官などを歴任。ワシントンに本拠を置く「地球環境ファシリティー」の最高経営責任者(CEO)兼評議会議長を2期8年務め、2020年から現職。著書に「政策協調の経済学」など

進行:佐藤淳(読売新聞編集委員、JFEJ理事)

◆第2回 10月22日(土)14時~
※この回のみフィールドワークです。オンラインではありませんのでご注意ください。

《見学会》 耕さない、田植えしない、生き物と共生する田んぼ~稲の多年草化栽培とは~

<タイムスケジュール(予定)>

14時 現地集合(最寄り駅は相模線番田駅 徒歩25分 ※詳細は別途ご連絡)

14時~15時 レクチャー(屋根のある屋外スペースにてレクチャー)

15時~16時 田んぼ見学(稲の多年草化栽培を見学します)

※予定は変更する場合がございます。

※詳細は参加者に別途ご連絡いたします。

講師:小川誠氏(多年草栽培農家)

小川誠氏
略歴:神奈川県相模原市出身。上智大学外国語学部卒業。自動車音響会社で12年勤務し、日本語教師を10年、そののち青少年の自立を支援する寄宿生活塾を開設して、同時に有機農業を本格的に開始。2006年 NPO 法人畑と田んぼ環境再生会を設立し、初代理事長。2009年 食糧危機を乗り越えるために市民と協同で合資会社 大家族を設立し、代表。「本当に安全」な農業と生物多様性のある田んぼ環境の再生に取り組む。都市住民の米作り体験の場「やってみ田んぼ」と「稲の多年草化研修会」を開催している。21世紀の「農」の指針として「和み農」を提唱している。

進行:西川美和子(NHKプロデューサー、JFEJ会員)

◆第3回 10月27日(木)19時~

「耕さない農業 〜食と地球の未来につながる革命〜」

石井徹・西川美和子
 

講師:石井徹(朝日新聞編集委員、JFEJ副会長)

東京都出身。1985年朝日新聞入社、盛岡支局員、社会部員、千葉総局次長、青森総局長などを務めた。97年の地球温暖化防止京都会議(COP3)以降、国内外の環境・エネルギー問題を中心に取材・執筆している。共著に「地球異変」「地球よ 環境元年宣言」「エコウオーズ」など。

進行・講師:西川美和子(NHKプロデューサー、JFEJ会員)

東大教養学科卒 1987年NHK入局。番組のディレクター、プロデューサーとなる。現在はNHK国際放送局で国内外に発信する番組を制作。近作は津波の脅威を伝える「3/11 – The Tsunami: The First 3 Days」(2021)や環境再生型農業を取材した「Carbon Farming: A Climate Solution Under Our Feet」(2022)。自宅でミニ菜園やコンポストを営み、土の中に炭素を貯めつつ美味しい野菜を作ろうと、日々、土に親しんでいる。


◆第4回 11月10日(木)19時~

「生物多様性を増やす農業及び食と農の全般について」

講師:宇根豊氏(自然の研究所代表、思想家、農学博士)

宇根豊氏
略歴:

1950年長崎県島原市生まれ。九州大学農学部農学科卒業。1973年より福岡県の農業改良普及員。2000年福岡県庁を退職。NPO法人「農と自然の研究所」を百姓仲間と設立し、代表理事に選任。   

進行:岸上祐子((株)海象社 代表取締役、JFEJ理事)

第5回 11月17日(木)19時~

「食料システムの新動向―多国籍アグリビジネスと環境NPOの相克―」

講師:石井勇人氏(共同通信アグリラボ所長)

石井勇人氏
略歴:岐阜市出身、東大文学部卒、1981年に社団法人共同通信社入社、ワシントン支局、経済部次長、編集委員室次長などを経て2019年9月から株式会社共同通信社取締役(22年6月退任)兼アグリラボ所長(現職)。15年から19年に「農政ジャーナリストの会」会長。著書に「農業超大国アメリカの戦略」(新潮社)、共著に「亡国の密約 TPPはなぜ歪められたのか」(同)など。訳書に「通商戦士 米通商代表部(USTR)の世界戦略」(スティーヴ・ドライデン著 塩飽二郎共訳、共同通信社)。

進行:金哲洙(日本農業新聞 論説委員、JFEJ会長)

■お問い合わせ先

日本環境ジャーナリストの会(JFEJ)事務局
メール jfej@gef.or.jp 電話 03-5825-9735
※テレワーク実施中ですので、お問い合わせはメールにてお願いいたします。