◆第2回 2月17日(木)19時~
「小売りからはじめるゼロウェイストなビジネスと暮らし」
講師:斗々屋広報/サステナビリティ・コンサルタント ノイハウス萌菜氏
ノイハウス萌菜さん
プラスチック新法の施行も迫る!ゼロウェイスト・スーパーとしてリーダーシップをとり、まちと人に持続可能なスパイラルを生み出す「斗々屋(ととや)」に学ぶ、今日から始められる脱炭素アクション。U32が提案します。
【斗々屋ホームページ】https://totoya-zerowaste.com/
略歴:1992年生まれ。イギリス育ち、ドイツ人&日本人。日本に越してきてから周囲の「使い捨て」の量に敏感になり、一人一人ができるところから変えていくべきだと感じ、プラスチックストローの代替品となるステンレスストローブランド「のーぷら No Plastic Japan」を設立。『使い捨てを考え直すこと』を軸に、企業との連携プロジェクト、コンサルティング、広報などを務め、より持続可能で循環型のビジネスやライフスタイルを提案している。
株式会社斗々屋には立ち上げメンバーおよび広報担当として2019年から携わる。2021年7月にはIoTを活用日本初の「ゼロウェイスト」なスーパーマーケット規模のお店を京都にオープン。
Instagram: @mjneuh 、の~ぷら No Plastic Japan @noplasticjapan
国分寺店 @nue.by.totoya 、京都本店 @totoya_kyoto
(参考 JFEJサイト記事:https://jfej.org/report-0731/ )
進行:腰塚安菜(株式会社博報堂、JFEJ企画委員)
◆第3回 2月21日(月)19時~
「ドイツ新政権の気候・エネルギー政策 ~その課題解決における地方自治体の役割」
講師:ラウパッハ・スミヤ ヨーク氏(立命館大学経営学部教授)
ラウパッハ・スミヤ ヨーク氏
2045年までのカーボンゼロ、脱原発や脱石炭の同時達成を目指すドイツ新政権は、再生可能エネルギー比率を80%まで引き上げるなど、様々な施策を打ち出している。
その実現可能性や主な課題は何か?ドイツ経済に与えるインパクトはどう考えられるのか?欧州連合との関係は?住民や地方自治体の理解は得られるのか?地方発の脱炭素化の担い手であるドイツの自治体やドイツのシュタットベルケ(公共サービスを供給する自治体の公営事業者)はどのように取り組んでいるのか?
日本とドイツ、双方の環境エネルギー政策に精通したラウパッハ教授から、以上の課題についてお話しいただきます。
※なお、講演はすべて日本語で行われます。
略歴:ドイツのSCHOTT Electronic Packaging GmbHのInnovation Management 担当マネージャ、新製品新規事業開発の総責任者などを経て、2012年より立命館大学 経営学部教授。
(一社)日本シュタットベルケネットワーク代表理事、(一社)エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議アカデミック アドバイザー。環境経済・政策学会に所属。研究テーマは再生可能エネルギーと地域経済。
進行:山口 豊(テレビ朝日アナウンサー、JFEJ理事)
◆第4回 3月8日(火)19時~
「地球環境危機をめぐるメディアと市民運動の関係」
講師:西田吉蔵氏、名取由佳氏(Media is Hope 共同代表)
西田さん、(左端)、名取さん(左から3人目)
地球環境危機をめぐりメディアと社会の関係が改めて問われている。メディアは「中立性」を大義名分に、市民や企業、対立する専門家の意見などをバランスとって報じてきた。だが、果たして正しかったのか。そして「中立」は時代とともに変化し、ステークホルダーやメディアは多様化している。
現時点、これからのメディアおよび記者一人一人と社会の関係はどうあるべきか。
Media is Hopeを立ち上げた名取由佳、西田吉蔵の両氏とともに考える。
名取由佳さん略歴:
1990年生まれ。東京都出身。2019年気候変動の実態を知り、外資系企業を退職してソーシャルワーカーに転身。仕事をしながら、現在1300人以上が登録する環境活動コミュニティ”Green TEA”の立ち上げや気候危機打開に向けたロビーイング活動を行う。
環境活動が本格化する中でメディアの重要性に気がつき、メンバーを募りチームを発足。本活動でオーガナイザーを務める。
西田吉蔵さん略歴:
1984年生まれ。京都府出身。普段は大企業やソーシャルビジネスのプロジェクト推進を行う企業に勤めながら、気候変動の本質的な解決に向けて様々な活動を行う。日本版気候若者会議の立ち上げ。若者100名が10週間かけた気候変動の解決策を与野党や行政、経済界に提言中。本活動ではスポンサー企業へのアプローチや、メディア関係者と視聴者の求める番組の協議を行う。
進行:石井 徹(朝日新聞編集委員、JFEJ副会長)
◆第5回 3月17日(木)19時~
「webメディアから脱炭素を呼びかける」
講師:前田雄大氏(エナジーシフト発行人 兼 統括編集長)
前田雄大氏
脱炭素Webメディア「EnergyShift」やYouTubeチャンネル「エナシフTV」の発行人兼統括編集長を務める前田雄大さんが講演。外務官僚時代には気候変動を担当し、G20大阪サミットの成功に貢献するなど国際的な気候変動・エネルギーに関するダイナミズムを実感してきた。外交の現場で培ったグローバルな視点から日本の置かれている立ち位置を指摘し、日本の脱炭素社会実現におけるエネルギー・産業政策転換の方向性や新たな技術革新の見通しなどをわかりやすく解説する。
略歴:2007年外務省入省。入省後、開発協力、原子力、官房業務等を経験した後、2017年から2019年までの間に気候変動を担当し、G20大阪サミットにおける気候変動部分の首脳宣言の起草、各国調整を担い、宣言の採択に大きく貢献。また、パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略をはじめとする各種国家戦略の調整も担当。
こうした外交の現場を通じ、国際的な気候変動・エネルギーに関するダイナミズムを実感するとともに、日本がその潮流に置いていかれるのではないかとの危機感から、自らの手で日本のエネルギーシフトを実現すべく、afterFIT社へ入社。
また、日本経済研究センターと日本経済新聞社が共同で立ち上げた中堅・若手世代による政策提言機関である富士山会合ヤング・フォーラムのフェローとしても現在活動中。
■ お問い合わせ先
日本環境ジャーナリストの会(JFEJ)事務局
メール jfej@gef.or.jp 電話 03-5825-9735
※テレワーク実施中ですので、お問い合わせはメールにてお願いいたします。